実行委員会 ご挨拶

この作品は、第七回国際陶磁器展美濃の為に製作された茶室で、日本を代表する建築家隈研吾氏が古田織部(1544〜1615年)への尊敬の念として作られた作品です。【古田織部・・・千利休の弟子で織部焼の創始者】 素材に5ミリ厚のプラスチックダンボール(プラ段)を65ミリのスペーサーを介して、プラスチック製結束バンドで固定して製作しております。

 
     

 平成25年に完成した第五期歌舞伎座、馬頭広重美術館、石の美術館、サントリー美術館、根津美術館、ティファニー銀座ビルなどは、隈研吾氏の代表作品であり、地域や環境と密着・融合した独特なスタイルは世界での評価が高く、近年、世界各国でのコンペを次々と勝ち抜き、世界各国で賞賛されております。
 このプロジェクトは、噛竕ョ総本店 村本定範社長が手軽な価格で買って頂ける上和生を従来のイメージとは違う形のお茶室で気軽にお茶を飲めるスペースとしてお客様に利用して頂きたいと思ったことが始まりで、同時期に隈研吾氏の作品に出逢い、東京の隈事務所に出向き隈先生に直接想いを伝えたところ快く承諾して頂きスタートいたしました。

 ご来場の皆様方には、有機的な繭玉フォルムと奥行きを感じさせるカーブが幻想的で、まるで人間の本能である母胎回帰のような感覚(人間の原点に還るような気持ち)を肌で感じていただき、非日常的な空間を存分に官能していただきたいと思います。

 また、このプロジェクトは第一期 平成24年6月中〜7月末まで壺屋総本店「なゝ花窓館」で行われ、わずか2ケ月の期間で惜しまれつつ解体されました。  
  この度の「き花の杜」オープンにて、店舗の総合プロデュースを隈研吾事務所の宮澤一彦氏がプロデュースするにあたり、再度のプロジェクトを立ち上げることとなりました。今回参画いただいたメンバーはボランティアで構成され、前回使用したパーツを再度組み立てることとしましたが、サイズの変更や床材の強化、LED照明などを行い、平成26年9月12日〜26日の正味10日間という前回を凌ぐ急ピッチで作られました。

  最後に「織部の茶室」第一期・第二期プロジェクトにご尽力いただいた関係各位に敬意を表するとともに、心より御礼申し上げます。

「織部の茶室」プロジェクト 
実行委員会

 

■第一期プロジェクトメンバー

 
浅井 傑様 (株)片桐紙器 専務取締役   白岩 和徳様 (株)工成舎 代表取締役
井内 敏樹様 (株)中央総合会計事務所 代表社員   仙座 猛様 (株)仙座建築設計事務所 代表取締役
岩田 高明様 (株)不二製油 札幌営業所長
   兼業務グループリーダー
  館花 雅彦様 (株)館花 代表取締役
岡田 暢子様     菱沼 正克様 (株)デルタインターナショナル 代表取締役
川上 宏一様 (株)電通北海道旭川支社 主管   福寿 忠勝様 (株)片桐紙器 代表取締役
川村 菜穂様 小原流   村本 匡永様  
小関 孝博様 金丸富貴堂(株) 代表取締役   村本 定範 (株)壺屋総本店
         
 

■第二期プロジェクトメンバー

 
和泉 明日香様     富士原 敏規様  
伊藤 しずか様     松田 はるか様  
伊藤 ももよ様     ・松本 ふさこ様  
伊林 睦美様     ・山田 克也様  
内田 和博様     ・かほ様  
大川 真澄様     ・村本 暁宣 (株)壺屋総本店 代表取締役専務
大川 理重様     ・松野 正博 (株)壺屋総本店 き花の杜 支配人
北原 彩様     ・川口 正義 (株)壺屋総本店 営業部
宍戸様     ・工藤 秋子 (株)壺屋総本店 営業部
関谷 きよし様     ・佐藤 靖子 (株)壺屋総本店 総務
田島 幸典様     ・原田 千恵美 (株)壺屋総本店 企画
中川 貴成様     ・岩田 恵子 (株)壺屋総本店 企画
         
 
 
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